2005.10.08 Saturday
人気者なんかになりたくない
「21g」を一人で朝方観た。
ナオミワッツの演技力に、
デルトロの表情に、
歪んだ人生の絡み合いに、
大人の男と女のドロドロした愛に、
このドラマのコンセプトに、
激しく
痺れた。
私は分かった。
私がリアルに感じられない音楽、
ドラマ、映画、ラジオ番組、その全ての
共通点が。
私は、
ターゲットを絞っていないものが嫌いだ。
子供から、おじいちゃんおばあちゃんまで、
に向けて作られたようなものが、
好きじゃない。
もちろん、公共の電波にターゲットを絞れ!
って言うのは無理があるのは分かっています。
多くの人の視聴率を取らないといけないビジネスですし。
ただ、
より多くの人に受け入れられようとするから、
薄っぺらくなっているのは事実だと思う。
広く、浅く。
そんなんじゃ、深く響いてこない。
全然、おもしろくない。
万人受けするものは、その分、味が薄い。
もちろん、人間誰も、共通するものを持っていると思う。
それぞれ違う個性を持っていても、
やっぱり皆、
愛を求めているし、
いいことがあれば嬉しいし、
悲しいことがあれば泣く。
だから、みんなが共有できる作品だって、存在する。
だけど、表現者って、
無難じゃ意味がない。
それじゃアートじゃない。
新しいことが、何も始まらない。
賛否両論を呼ぶような、センセーショナルなものだけが、
何かを変えていくパワーを持っている。
日本のメディアの何がつまらないって、
無難なんだよ、普通なの、きれいすぎるの。
人間って、そんなに綺麗じゃない。
美しい心の隣には、毒を持っている。
マシレンジャーに夢中な幼稚園児、
部活に励む中学生、
センター街でたむろする高校生、
区役所通りで働くキャバ嬢、
池袋で取り立てに回る裏金融の男、
医者を目指して勉強する大学生、
子供が三人いるお母さん、
リストラされたお父さん、
初孫が生まれたばかりのおじいさん、
病院通いの一人暮らしのおばあさん、
そんな色んな人たちみ〜んなに好かれる作品があったら、
気持ち悪いと思うんだよね。
それぞれ、生きた時代によっても、今置かれている状況によっても、
作品への感じ方は違う。
それぞれが感じる「リアル」は異なる。
それは当たり前。
だったら、作品ごとにターゲットを絞って、ピンポイントで人の心を突くものを、作っていくべきだと思う。
みんなの人気者、なんて寒い。
だから私はアイドルってもんが苦手なんだ。
好き、嫌いがハッキリ分かれる表現者になりたい。
心の底から共感してくれる人が数人いれば、
「お前は間違っている!!」って反対する人が沢山いたって、
私は書きたいと思う。
「ふ〜ん」って多くの人に思われるだけなら、
書く意味がないって思う。
子供から老人までに、大人気★
なんて、いらない。
ナオミワッツの演技力に、
デルトロの表情に、
歪んだ人生の絡み合いに、
大人の男と女のドロドロした愛に、
このドラマのコンセプトに、
激しく
痺れた。
私は分かった。
私がリアルに感じられない音楽、
ドラマ、映画、ラジオ番組、その全ての
共通点が。
私は、
ターゲットを絞っていないものが嫌いだ。
子供から、おじいちゃんおばあちゃんまで、
に向けて作られたようなものが、
好きじゃない。
もちろん、公共の電波にターゲットを絞れ!
って言うのは無理があるのは分かっています。
多くの人の視聴率を取らないといけないビジネスですし。
ただ、
より多くの人に受け入れられようとするから、
薄っぺらくなっているのは事実だと思う。
広く、浅く。
そんなんじゃ、深く響いてこない。
全然、おもしろくない。
万人受けするものは、その分、味が薄い。
もちろん、人間誰も、共通するものを持っていると思う。
それぞれ違う個性を持っていても、
やっぱり皆、
愛を求めているし、
いいことがあれば嬉しいし、
悲しいことがあれば泣く。
だから、みんなが共有できる作品だって、存在する。
だけど、表現者って、
無難じゃ意味がない。
それじゃアートじゃない。
新しいことが、何も始まらない。
賛否両論を呼ぶような、センセーショナルなものだけが、
何かを変えていくパワーを持っている。
日本のメディアの何がつまらないって、
無難なんだよ、普通なの、きれいすぎるの。
人間って、そんなに綺麗じゃない。
美しい心の隣には、毒を持っている。
マシレンジャーに夢中な幼稚園児、
部活に励む中学生、
センター街でたむろする高校生、
区役所通りで働くキャバ嬢、
池袋で取り立てに回る裏金融の男、
医者を目指して勉強する大学生、
子供が三人いるお母さん、
リストラされたお父さん、
初孫が生まれたばかりのおじいさん、
病院通いの一人暮らしのおばあさん、
そんな色んな人たちみ〜んなに好かれる作品があったら、
気持ち悪いと思うんだよね。
それぞれ、生きた時代によっても、今置かれている状況によっても、
作品への感じ方は違う。
それぞれが感じる「リアル」は異なる。
それは当たり前。
だったら、作品ごとにターゲットを絞って、ピンポイントで人の心を突くものを、作っていくべきだと思う。
みんなの人気者、なんて寒い。
だから私はアイドルってもんが苦手なんだ。
好き、嫌いがハッキリ分かれる表現者になりたい。
心の底から共感してくれる人が数人いれば、
「お前は間違っている!!」って反対する人が沢山いたって、
私は書きたいと思う。
「ふ〜ん」って多くの人に思われるだけなら、
書く意味がないって思う。
子供から老人までに、大人気★
なんて、いらない。