2005.02.26 Saturday
音の中で生きる
潤ませた瞳 ぼやけゆく視界に 零れ落ちる吐息
音で耳塞ぎ その中に溺れてく 恋に落ちるように
寂しさの隙間に 流れゆく音を感じることが出来たなら
そっと音に 体をゆだねるの
どっと熱い 涙が流れるの
裸になった 奥の底から感じるの
寂しさ 悲しみ 不安 そして不満
耳から入る音 体の中から 流してくれるの
潤ませた瞳 ぼやけゆく視界に こぼれ落ちる吐息
音で耳塞ぎ その中に溺れてく 恋に落ちるように
★これは「JUICY MAGAZINE JAPAN」にて連載中の小説の中で書いた詩。文字数の関係で、全部は載せられなかったので、ここでご紹介。
辛いとき、悲しいとき、イアフォンで音楽を耳に流し込むと、現実からちょっと逃げられる。少し遠くから自分を見れるから、客観的な場所から悲しみを素直に感じられて、涙を流すことが出来て、恋した相手に酔うように、自分に酔える。
そうおもわない?