LiLy プロフィール
コラムニスト/作家
1981年11月21日生まれ
神奈川県出身
上智大学外国語学部卒
2004年 J-WAVE
ナビゲーターオーディション優勝
LiLy リアル
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寂しくて死んじゃいそうな夜

私は毎月10冊以上雑誌を買うのだけど、
この前、おもしろい雑誌をみつけた。

UNITY帰り、渋谷のコンビニで、表紙に書かれた、

「寂しくて死んじゃいそうで家にいると
携帯癖が止まらないあなたへの処方箋付き」

という文字を見て、私はその雑誌を手に取った。

前から「なかなかおもしろいな」って思っていた
NUTSというギャル誌 ( 創刊号に、
”ギャルとヤンキーこそ!日本の文化!!守り抜く!”
って書いてあってちょっと笑っちゃったんだけど、
深く共感したんだよね。)の増刊号で、

「好きな男を振り向かせるための駆け引き術」が、
具体的に解説されている、
「おーやってくれるね!」って印象の企画本だった。










「寂しくて死んじゃいそうな夜」

                      
それは、
男の子のことは分からないけど、
女の子には、絶対に年に数回、必ず襲ってくる夜。

雑誌によると、大昔から「夜は心が乱れる」と言われているんだって。
だから、夜になると、不安・孤独が大きくなるものらしい。

落ち込んでいるきっかけが、何だったのかも分からなくなるくらい、
もう、寂しくて寂しくて寂しくて。
ジッとしていられない位、心の中がぐちゃぐちゃになって、
泣いても泣いても泣いても、心は晴れなくて。

携帯を操作しながら、
メモリーに登録されている名前を次々に眺めて、
この寂しさを埋めてくれる人を、探す。

大好きな家族も、女友達も、こんな夜には力不足。
死んじゃいそうな寂しさから、女を救えるのは、
なぜか、いつも、男だけ。
それも、異性としてみてる、男だけ。

そんな夜に思い出すのは、
昔セックスをしたことのある男か、
これからセックスをしてもいいと思っている男だけ。

電話で話すだけで、
ちゃんと繋がってるって分かるだけで、
男の声で、「大丈夫だよ」って言われるだけで、
なんだかホッと、安心できたりする。

「人はスパイラル状の不安を目の前にすると、セックスに逃げる。」
って村上龍が書いていた。

そう。
そんな夜、
女は、
セックスに逃げたくなってしまうことがある。

これはもう、理屈じゃなくて。

女が、
愛していない男とセックスをする時って、
快楽のためとかじゃなくて、
寂しさを埋めるための行為なんだと思う。

もちろん、セックスなんて一瞬のこと。
ただ、
その一瞬、
不安から逃れることができるってだけ。

だけど、
セックスの後、
少し眠れば、朝が来て、
とりあえず、
寂しくて死んじゃいそうな夜は、終わるんだよ。

あたしはね、そう思うから、
世の中に尻軽の女なんてのは、
本当は存在しないんじゃないかな、ってね、思うんだよ。

ただ、
愛のないセックスの後で、
女はもっと寂しくなっちゃったりする。
だから、
本当はそんな夜こそ、一人で眠るべきなんだ。

Hey Boy,

あなたがもし、
あなたにセックスだけを求める女を、
あばずれだって思ったとしても、
その夜あなたに抱かれることの
意味が、彼女の中には
ひっそりと、
でも確かに、
存在してたのかもね。


あなたがもし、
朝起きて、
携帯に、
久しぶりに元カノからの真夜中に着信を見つけたとして、
かけ直しても彼女が電話に出ないとき、
それは、
その彼女が、
年に数回の”そんな夜”を過ごしてたってことなのかもね。

あたしたちが「男心ってわかんない」って言うように、
あなたたちも「女心がわかんない」って言うけれど、
”女の謎めいた行動”と”寂しさ”の関係は、深い。
それだけは言えると思うんだな。


*********************************

PS 
これを読んでくれている皆様、ありがとう。
HPで日記を始めたときは、周りの友達しか見ていなかったものなのに、  今ではビックリしちゃうくらいのアクセス数。
毎日、このPGに遊びに来てくれた人数が見れるのだけど、
数万人の方がここを見てくれていることになる。
そして、ほとんど毎日、誰かから、お手紙がくる。

自分が心の中のものを文字にしてすっきりするために、
自分に言い聞かせるために、
自己満足に書いているブログだけど、
「共感しました」って言ってくれる人が沢山いて、
それにあたしはものすごく励まされてる。

だって、それは、あたしにとっても、
   
”あ。あたしだけじゃないんだ。” 
   
という発見だから。

あたしが物を書く仕事に就いたのは、
  
寂しくて死んじゃいそうな夜を、
多分人よりちょっぴり多く過ごしてきたからだとおもう。

特に、もう親に抱っこしてもらえるほど子供じゃなくて、
でもまだ男に抱いてもらえるほど大人じゃない、水色時代にね。

  
だからね、
あたしがあたしの寂しさを埋めるために書いたものが、
一人で飛び立って、
結果的に、
あたしの知らない誰かの寂しさを、
ちょっとでも減らすことが出来たなら、
そんなに嬉しいことはない。

だって、
それはあたしの寂しさをやわらげてくれるから。

だからこれを読んでくれている人に、ありがとう。

お手紙やコメント、
毎回は返事が出来ない状態だけど、
全部読んでるし、(何度も繰り返して読んでます)
本当にありがとう。

来月からちょっとずつ、
ショートストーリーを書いて
HP(http://www.lilylilylily.com)に
アップしていきたいと思います。

今年は、いい作品を、たくさん書きたいな。
                             LiLyより
   
   

  

| 22:41 | comments(138) | trackbacks(223) | Posted by : LiLy

怒ってたけど・・・

10代の頃、あたしは、ものすごく怒ってた。
色んなことに、それはもう、沢山のことに。

自分の力じゃどうしよもない、
世の中の理不尽なことにも
腹を立てて、
学校の先生にも、生徒にも、親にも、友達にも、怒ってた。

そんな頃の自分の写真を見ると、今の自分と顔が違う。
あたしの怒りが、オトナになるにつれて静まって、
優しい顔になったと思った。








あの頃は、
オトナをあんなに憎みながら、自分も、
オトナになりたくてもがいていた。

オトナになって、良かったこと。
それは、あの頃より、優しくなれたこと。
| 08:27 | comments(167) | trackbacks(90) | Posted by : LiLy

みんなみんな食うために働いてるのだー

みなさまおつかれさまー☆
仕事から帰ってきて、また今から家で仕事だー・・・
月末に、海外出張1週間入ったーーー!!!
体が一つじゃたりないーーーーーー!!!
こりゃ今月、しぬな・・・。

とため息モードになってたけど、
友達のブログの写真みて、

ああ、みんなみんな仕事がんばってんだ!

と、当たり前のことなんだけど、思い、元気が出たあたし。

↓ANAP店長かおり☆




































オトナはみーんな、
寝る家を確保するために、
ご飯たべるために、
洋服を着れるように、

がんばってみんなみんな毎日働いてるんだよね。

いろんな仕事が世の中にはあって、
いろんな人がいろんな形でお金を稼いでいるけど、
楽な仕事なんて1つもなくて、
それぞれ大変で、
いろんな悩みがあって、

でも、みーんな、眠くても起きて、辛くても我慢して、仕事してる。

よーし、みんなー明日も頑張ろうねー!!

今日、勇気付けられた言葉。

”自立している女性に共通するのは、体力・精神力・直感!!!”

今月号のGLAMOROUS「ワーキンググラマラス6名の肖像」より



| 00:19 | comments(309) | trackbacks(96) | Posted by : LiLy

S CAWII











くみちゃんがコメントくれたのを見て、
私も今月号のSCAWAII買いにいきましたっ★
「人生の転機・美の転機」企画で取材されてるので、
良かったら読んでねん。
P111です。
| 09:17 | comments(144) | trackbacks(89) | Posted by : LiLy

イタリアに恋した10日間★Pt1


































一生をかけて、
世界中を、
旅したい!

今回のイタリア10日間の旅を経て、
心からそう思った。

そんな思いを込めて、
昔からあこがれていたけど高くて手が出なかった
RIMOWAのシャンパンゴールドのスーツケースを、
遂に購入した。

これから、
これをガラガラ引いて、
できるだけ多くの国に、
行こう!!
一生という時間をかけて。


イタリアは、4年前に一度行ったことがあったけど、
そのときは、イタリア→フランス→スペイン を一週間で周るというタイトスケジュールだったので、ミラノに一日滞在しただけ。

今回は、10日間をかけて、
大好きなお母さんと二人で
イタリアを堪能!!!!!

ミラノ→ベローナ→ベニス→パルマ→ボローニャ→カレンツァーノ→フィレンツェ→シエナ→アッシジ→ローマ

の10都市を周ってきました。

各都市、それぞれのストーリー(歴史)があって、
色があって、味があって、面白かった。
ここで全てを書ききることは出来ないけれど、
まとめて言ってしまえば、

イタリアは、ため息が出るほど、美しかった。
視野に入ってくるもの全てが、美。
歴史を感じる街並みも、そこを歩く人々も。
見て、このオシャレなママ!






































各都市にあるドゥオモ(その街で一番大きな教会)を見て思った。
これは、大昔にも人々を魅了した建築物で、
    今も私たちを魅了していて、
    未来にも人々を魅了するんだ。
時代が移り変わって、何もかもが変化していく中で、教会という一つの目的を持ち続け、その美しさで人々を魅了し続けるって、純粋に、凄い。
写真はパルマのドゥオモの内装と、パルマにいる私↓




































フィレンツェでお買い物↓ 

























街並みは、歴史を刻んでいて、
それはとても美しいものなのだけど、

誰かが国を支配し、富を得て、きらびやかな建築物を建てた影では、
沢山の貧しい人々が殺されたという事実に、時にはゾッとさせられた。

歴史って、残酷。

特に印象に残ったのは、
「お金を貸して、利子を取る」
という今では当たり前の銀行のシステムを初めて職業とし、大金持ちになったメディチ家の話。
彼らは、自分たち専用の橋まで作って、
その橋は今でも観光名所になっているのだけど、
自分たちのビジネスに反抗した人を大勢殺したとか。
それも、見せしめのために、広場で、公開処刑。

↓メディチ家の橋











また、シエナでは、
伝染病ペストが流行し、
その後、フランスとの戦争の舞台になったため、
人口が3分の1まで減り、
街は衰え、建設中だったドゥオモが、今でも未完成のままだったり。


シエナの街並み↓















私が中でも気に入ったのは、ベローナ。
ウィリアム・シェイクスピアのロミオとジュリエットの舞台となった街。
ロミオの家、
ジュリエットの家、
(二人が実在していたって、知ってた?あたしは知らなかった!笑)
街を歩いているだけで、
なんだかすごくロマンティック。

ジュリエットの家の近くの壁には、
白い部分が残らないくらいに、
ここを訪れた
大勢のカップルたちが自分たちの名前を書いていた。
TI AMO!!!(愛してる!!)
って。

世界中が、恋してるんだなー。
って思ったよ。

ローマから、歩いてバチカンにも行きました。
世界で一番小さな国。
パスポートも見せずに入国できちゃうんだもん!



















ローマでは、
遺跡・広場めぐりをしながら、
何度もカプチーノを飲みに、
お母さんとカフェでまったりしたりながら、街を堪能。




































↑お父さんにハガキを書くお母さん。






パンテオン広場では、韓国のスター、チャン・ドン・ゴンが撮影中。
とてもかっこよかった!!
「美しい西洋人たちに、アジア人も美しいってことを見せ付けろー!!」
と心の中でなぞのエールを送ってしまった。笑


パニー二も美味しい!











































コロッセオ。
ここでは、剣闘士達が、どちらかが死ぬまで(!)戦うというショウが行われたりしていたんだって。剣闘士は、罪を犯した人や奴隷だったという話だけど、「戦い」がエンターテイメントなのは、今も同じだけど、死を見るって・・・・。人間て、怖い。






































フォロ・ロマーノ。
「フォーラム」の語源になっている場所。













































生ハムも美味しい!!!

















もちろん、イタリアンジェラートも!!
















そして、お買い物も最高!!











PLADA本店、GUCCI本店、FENDI本店・・・
数々のハイブランドが生まれた国、イタリア。

「エルメスのバーキンが流行っているけど、
あれは、ヨーロッパの街並みとマッチして初めて美しい。パチンコ屋のネオンの光る日本の下町なんかで持っても、不釣合いなのだ・・」

なんてことを村上龍氏が書いてたけど、
う〜ん!そうだね〜!!
と思わず同意してしまうくらい、ハイブランドがマッチするのが、
ヨーロッパの街並み。だって、ここで生まれたんだもの、当然よね。

ブランド大好き女って、嫌われるけど、
上質なものが似合う女って、素敵だと思う。

男も同じね。

ハイブランドを身に着けても、
それに負けないオーラがあればいい。

だから、ブランド物ってコドモには似合わない。
選ばれたオトナだけがたのしめるのもの。
多くのものは、今の私には手がでない。
だから、あこがれる。

日本でもたまに、
学校の近くの赤坂にハイブランドウィンドウショッピングに
ふらりと出掛けるんだけど、
大学1年の19歳の私には似合わなかったものが、
5年という時間の中で、ピタッと似合うようになってたりする。
そんな時だけ、すっごく嬉しくなって、購入したりする。
(もちろんリボ払いで。笑)

では、次回は、ファッションのメッカ、ミラノの写真をアップします!
どうもこの濃い旅をブログでちゃちゃっと書く、
というのは難しいので、
変な流れになっちゃった。

このブログはなんかライターとして終わってるけど、(笑)
ベニスで出会った青年のこととか、
カフェで出会ったスペイン人のおじいちゃんのこととか、
男の通信簿IIで面白く書いていくので、
本業のコラムのほうで、期待しててね。笑






| 02:46 | comments(14) | trackbacks(4) | Posted by : LiLy

★ヤルことヤッテなんぼ★

A happy new year!!!!!!!


あけましておめでとうございます。
2006年です。

1年の終わり12月31日って、好き。
1年の始まり1月1日って、好き。

だって、必ずなにをしていたかって、
未来の自分が覚えていられる日だから。

今年は、生まれて初めて、
お正月にひとりで仕事をしてました。

でも、何気にお正月に仕事してる人って多いよね。
コンビ二いったら、いつもの店員さんがいたし、
電車も走っているし。

お母さんが、あたしの一人暮らしの部屋に、
おせち料理を、送ってくれた。
涙がでるほど、嬉しかった。
ありがとう。

2005年は、
今まで頑張っていたことが、少しずつ形になって、
返ってきてくれた素敵な年でした。

でも、同時に自分の甘さを痛感した年でもあった。
「ヤルことヤッテなんぼ!!」
ってことを肝に銘じられた。

ヤルことヤル前に、背伸びばっかりしてても、通用しない。
だから、今年も、ヤルことは、確実にヤッテいこう!

でも、毎日毎日「頑張る!!」ってことはあたしには出来ないから、
ぼけーっとしちゃった1日があっても、
心が乱れて泣いて過ごす1週間があっても、
いいって思ってる。

365日トータルで、
一歩でも、
半歩でも、
前進できれば、それだけで凄いこと。

私の大好きな美容ライターの斉藤薫さんの言葉に、あたしは救われた。

「人生を生き急ぐ必要なんてない。人生は、あなたが思っているより、長いから。若いうちにピークを味わってしまったら、その後の人生が辛いのよ。40代くらいに、ピークを持ってくるくらいが、丁度いい。」

そうか、急ぐことも、焦ることもないんだ★
そう思ったら、逆にがんばることができる気がする。


ミレニアムのNEWYEARから、6年。

そういえば、
2000年の始まりは、強烈だったの覚えてる。
NYCにいたのに、
なぜか一緒にいた友達に好きな男がいて、
その変な日本人男たちが主催してるパーテーに
参加する羽目になって、
つまんなかったから
カウントダウンを待たずにあたしは寝ちゃって、、、

なんかすごい振動を感じて
目を覚ましたら、
あたしの隣で知らない男と女が、
セックスしてたから・・・・!!!!(苦笑)

そうして幕開けしたあたしのミレニアムですが、
相変わらず波乱万丈で、(笑)いい感じです。

どんなに仕事に追われても、
12・31の夜中は、ルーズソックス時代からのハニーと、
BOUNCEしてきました。

































どんなにオトナになって、
いろんな経験積んで、知恵をつけて、成長していっても、
きっとずっと、
踊ってると思うな。
2005年は、
平均してみても週に最低2回はクラブ行ってた気がします。

今年も、

書いて、書いて、書いて、書いて、
喋って、喋って、喋って、
踊って、踊って、
キスして、
過ごすことでしょう。

皆様にとって、
素敵な2006年になりますように。
同じ世代の女の子たちが沢山
この日記を読んでくれているみたいなので、

これからも、
一緒にいい女になっていこうね!!!!

と、と、と、飛行機に乗り遅れそうなので、ここまでで。
イタリアに行ってきます。

ライターになって、沢山のコラムの連載をもてたのは
とっても嬉しいことだけど、
自分のためだけに文章を書く機会がめっきり減ってしまったので、
イタリアでは日記帳に、たくさん言葉を書いてきたいと思います。


               
| 06:58 | comments(163) | trackbacks(107) | Posted by : LiLy