2006.01.27 Friday
寂しくて死んじゃいそうな夜
私は毎月10冊以上雑誌を買うのだけど、
この前、おもしろい雑誌をみつけた。
UNITY帰り、渋谷のコンビニで、表紙に書かれた、
「寂しくて死んじゃいそうで家にいると
携帯癖が止まらないあなたへの処方箋付き」
という文字を見て、私はその雑誌を手に取った。
前から「なかなかおもしろいな」って思っていた
NUTSというギャル誌 ( 創刊号に、
”ギャルとヤンキーこそ!日本の文化!!守り抜く!”
って書いてあってちょっと笑っちゃったんだけど、
深く共感したんだよね。)の増刊号で、
「好きな男を振り向かせるための駆け引き術」が、
具体的に解説されている、
「おーやってくれるね!」って印象の企画本だった。
「寂しくて死んじゃいそうな夜」
それは、
男の子のことは分からないけど、
女の子には、絶対に年に数回、必ず襲ってくる夜。
雑誌によると、大昔から「夜は心が乱れる」と言われているんだって。
だから、夜になると、不安・孤独が大きくなるものらしい。
落ち込んでいるきっかけが、何だったのかも分からなくなるくらい、
もう、寂しくて寂しくて寂しくて。
ジッとしていられない位、心の中がぐちゃぐちゃになって、
泣いても泣いても泣いても、心は晴れなくて。
携帯を操作しながら、
メモリーに登録されている名前を次々に眺めて、
この寂しさを埋めてくれる人を、探す。
大好きな家族も、女友達も、こんな夜には力不足。
死んじゃいそうな寂しさから、女を救えるのは、
なぜか、いつも、男だけ。
それも、異性としてみてる、男だけ。
そんな夜に思い出すのは、
昔セックスをしたことのある男か、
これからセックスをしてもいいと思っている男だけ。
電話で話すだけで、
ちゃんと繋がってるって分かるだけで、
男の声で、「大丈夫だよ」って言われるだけで、
なんだかホッと、安心できたりする。
「人はスパイラル状の不安を目の前にすると、セックスに逃げる。」
って村上龍が書いていた。
そう。
そんな夜、
女は、
セックスに逃げたくなってしまうことがある。
これはもう、理屈じゃなくて。
女が、
愛していない男とセックスをする時って、
快楽のためとかじゃなくて、
寂しさを埋めるための行為なんだと思う。
もちろん、セックスなんて一瞬のこと。
ただ、
その一瞬、
不安から逃れることができるってだけ。
だけど、
セックスの後、
少し眠れば、朝が来て、
とりあえず、
寂しくて死んじゃいそうな夜は、終わるんだよ。
あたしはね、そう思うから、
世の中に尻軽の女なんてのは、
本当は存在しないんじゃないかな、ってね、思うんだよ。
ただ、
愛のないセックスの後で、
女はもっと寂しくなっちゃったりする。
だから、
本当はそんな夜こそ、一人で眠るべきなんだ。
Hey Boy,
あなたがもし、
あなたにセックスだけを求める女を、
あばずれだって思ったとしても、
その夜あなたに抱かれることの
意味が、彼女の中には
ひっそりと、
でも確かに、
存在してたのかもね。
あなたがもし、
朝起きて、
携帯に、
久しぶりに元カノからの真夜中に着信を見つけたとして、
かけ直しても彼女が電話に出ないとき、
それは、
その彼女が、
年に数回の”そんな夜”を過ごしてたってことなのかもね。
あたしたちが「男心ってわかんない」って言うように、
あなたたちも「女心がわかんない」って言うけれど、
”女の謎めいた行動”と”寂しさ”の関係は、深い。
それだけは言えると思うんだな。
*********************************
PS
これを読んでくれている皆様、ありがとう。
HPで日記を始めたときは、周りの友達しか見ていなかったものなのに、 今ではビックリしちゃうくらいのアクセス数。
毎日、このPGに遊びに来てくれた人数が見れるのだけど、
数万人の方がここを見てくれていることになる。
そして、ほとんど毎日、誰かから、お手紙がくる。
自分が心の中のものを文字にしてすっきりするために、
自分に言い聞かせるために、
自己満足に書いているブログだけど、
「共感しました」って言ってくれる人が沢山いて、
それにあたしはものすごく励まされてる。
だって、それは、あたしにとっても、
”あ。あたしだけじゃないんだ。”
という発見だから。
あたしが物を書く仕事に就いたのは、
寂しくて死んじゃいそうな夜を、
多分人よりちょっぴり多く過ごしてきたからだとおもう。
特に、もう親に抱っこしてもらえるほど子供じゃなくて、
でもまだ男に抱いてもらえるほど大人じゃない、水色時代にね。
だからね、
あたしがあたしの寂しさを埋めるために書いたものが、
一人で飛び立って、
結果的に、
あたしの知らない誰かの寂しさを、
ちょっとでも減らすことが出来たなら、
そんなに嬉しいことはない。
だって、
それはあたしの寂しさをやわらげてくれるから。
だからこれを読んでくれている人に、ありがとう。
お手紙やコメント、
毎回は返事が出来ない状態だけど、
全部読んでるし、(何度も繰り返して読んでます)
本当にありがとう。
来月からちょっとずつ、
ショートストーリーを書いて
HP(http://www.lilylilylily.com)に
アップしていきたいと思います。
今年は、いい作品を、たくさん書きたいな。
LiLyより
この前、おもしろい雑誌をみつけた。
UNITY帰り、渋谷のコンビニで、表紙に書かれた、
「寂しくて死んじゃいそうで家にいると
携帯癖が止まらないあなたへの処方箋付き」
という文字を見て、私はその雑誌を手に取った。
前から「なかなかおもしろいな」って思っていた
NUTSというギャル誌 ( 創刊号に、
”ギャルとヤンキーこそ!日本の文化!!守り抜く!”
って書いてあってちょっと笑っちゃったんだけど、
深く共感したんだよね。)の増刊号で、
「好きな男を振り向かせるための駆け引き術」が、
具体的に解説されている、
「おーやってくれるね!」って印象の企画本だった。
「寂しくて死んじゃいそうな夜」
それは、
男の子のことは分からないけど、
女の子には、絶対に年に数回、必ず襲ってくる夜。
雑誌によると、大昔から「夜は心が乱れる」と言われているんだって。
だから、夜になると、不安・孤独が大きくなるものらしい。
落ち込んでいるきっかけが、何だったのかも分からなくなるくらい、
もう、寂しくて寂しくて寂しくて。
ジッとしていられない位、心の中がぐちゃぐちゃになって、
泣いても泣いても泣いても、心は晴れなくて。
携帯を操作しながら、
メモリーに登録されている名前を次々に眺めて、
この寂しさを埋めてくれる人を、探す。
大好きな家族も、女友達も、こんな夜には力不足。
死んじゃいそうな寂しさから、女を救えるのは、
なぜか、いつも、男だけ。
それも、異性としてみてる、男だけ。
そんな夜に思い出すのは、
昔セックスをしたことのある男か、
これからセックスをしてもいいと思っている男だけ。
電話で話すだけで、
ちゃんと繋がってるって分かるだけで、
男の声で、「大丈夫だよ」って言われるだけで、
なんだかホッと、安心できたりする。
「人はスパイラル状の不安を目の前にすると、セックスに逃げる。」
って村上龍が書いていた。
そう。
そんな夜、
女は、
セックスに逃げたくなってしまうことがある。
これはもう、理屈じゃなくて。
女が、
愛していない男とセックスをする時って、
快楽のためとかじゃなくて、
寂しさを埋めるための行為なんだと思う。
もちろん、セックスなんて一瞬のこと。
ただ、
その一瞬、
不安から逃れることができるってだけ。
だけど、
セックスの後、
少し眠れば、朝が来て、
とりあえず、
寂しくて死んじゃいそうな夜は、終わるんだよ。
あたしはね、そう思うから、
世の中に尻軽の女なんてのは、
本当は存在しないんじゃないかな、ってね、思うんだよ。
ただ、
愛のないセックスの後で、
女はもっと寂しくなっちゃったりする。
だから、
本当はそんな夜こそ、一人で眠るべきなんだ。
Hey Boy,
あなたがもし、
あなたにセックスだけを求める女を、
あばずれだって思ったとしても、
その夜あなたに抱かれることの
意味が、彼女の中には
ひっそりと、
でも確かに、
存在してたのかもね。
あなたがもし、
朝起きて、
携帯に、
久しぶりに元カノからの真夜中に着信を見つけたとして、
かけ直しても彼女が電話に出ないとき、
それは、
その彼女が、
年に数回の”そんな夜”を過ごしてたってことなのかもね。
あたしたちが「男心ってわかんない」って言うように、
あなたたちも「女心がわかんない」って言うけれど、
”女の謎めいた行動”と”寂しさ”の関係は、深い。
それだけは言えると思うんだな。
*********************************
PS
これを読んでくれている皆様、ありがとう。
HPで日記を始めたときは、周りの友達しか見ていなかったものなのに、 今ではビックリしちゃうくらいのアクセス数。
毎日、このPGに遊びに来てくれた人数が見れるのだけど、
数万人の方がここを見てくれていることになる。
そして、ほとんど毎日、誰かから、お手紙がくる。
自分が心の中のものを文字にしてすっきりするために、
自分に言い聞かせるために、
自己満足に書いているブログだけど、
「共感しました」って言ってくれる人が沢山いて、
それにあたしはものすごく励まされてる。
だって、それは、あたしにとっても、
”あ。あたしだけじゃないんだ。”
という発見だから。
あたしが物を書く仕事に就いたのは、
寂しくて死んじゃいそうな夜を、
多分人よりちょっぴり多く過ごしてきたからだとおもう。
特に、もう親に抱っこしてもらえるほど子供じゃなくて、
でもまだ男に抱いてもらえるほど大人じゃない、水色時代にね。
だからね、
あたしがあたしの寂しさを埋めるために書いたものが、
一人で飛び立って、
結果的に、
あたしの知らない誰かの寂しさを、
ちょっとでも減らすことが出来たなら、
そんなに嬉しいことはない。
だって、
それはあたしの寂しさをやわらげてくれるから。
だからこれを読んでくれている人に、ありがとう。
お手紙やコメント、
毎回は返事が出来ない状態だけど、
全部読んでるし、(何度も繰り返して読んでます)
本当にありがとう。
来月からちょっとずつ、
ショートストーリーを書いて
HP(http://www.lilylilylily.com)に
アップしていきたいと思います。
今年は、いい作品を、たくさん書きたいな。
LiLyより