2011.03.28 Monday
想いと願い。
3月11日。
いつものミズキの
2度目のお昼寝タイム。
いつも私は、すーすーすーすー
かわいい寝息がきこえてくるまで、
彼の隣で、一緒になって寝っころがる。
その日は、
4月の新生活に向けて、
書斎を大掃除中だったので
私は、ミズキの眠るオトナベッドの上で
インテリアの本をパラパラめくっていた。
いつもの、穏やかな、ふたりの午後。
あ、地震だー。
小さな
地震には
慣れっこだ。
揺れたって別に、
動揺なんてしたりしない。
でも、
すぐに、
あれ?って思った。
いつもだったらすぐ揺れがおさまるのに、長いな、、、。
そう思った次の瞬間にはもう、
今まで感じたことのないような大きな横揺れを感じていた。
いつもと違う!!!!!!!
ガバッと、隣で眠るミズキに覆いかぶさっていた。
起こさないように気をつけながら、
ちょっとカラダを彼から浮かして、顔はあげたまま。
ベッドの前の白い壁をみた。
スタンド型の照明が
グラグラと横に揺れていた。
怖い。
すごく
怖くなった。
お願い止まって、
早く、早く止まって。
お願い神様お願いお願い、、
心の中で強く、強く念じた。
でも
揺れは、
止まらない。
それどころか
どんどん大きくなって、
照明が壁に刷れて、
ガタガタと音をたてていた。
キッチンから、
モノがバサバサ落ちてゆく音がして、
視線を向けると、
キャスターのついた棚が前後に動いていた。
これ、ヤバいかも。
そう思ったら、血の気が引いた。
白い天井を見上げた。
カラダの下にいるミズキを思った。
崩れてなんて、絶対にこないで!!
早く、もう、早く、もう止まって!!!!
次の瞬間には揺れが小さくなっていることを、
泣きそうな気持ちで、必死になって、願い続けた。
お願いお願いお願い
神様どうか、
お願いしますお願いしますお願いします
念じるように祈った。
祈ることしかできなかった。
焦れば焦るほど、祈りが敬語になっていった。
頭の中の声が、どんどん大きくなっていった。
あ、おさまる?おさまった?
止まった!!!!!!!!!
ゆっくりと
体を起こすと、
私の下でミズキはまだ眠っていた。
そばを離れるのも怖かったけれど、
そっとベッドから降りて、テレビをつけた。
震源地、宮城県沖。
ウソでしょ、だって、
東京でも、こんなに揺れた。
生放送中で速報を伝える
スタジオの様子からも
混乱がみて取れた。
大変なことが、起こってしまったんだと思った。
ショックで、
よく分からなかった。
とにかく、怖かった。
またすぐに大きな揺れがくるかもって思った。
今、何をどうしたら安全なのかが分からなくて、
部屋の中を、文字通り、右往左往してしまった。
「大丈夫か?」
夫からメールがきた。
電話しようと発信ボタンを押したけど
かからない。すぐに「無事」とメールを返信したけど、
その後すぐにメールの受信も、送信もできなくなった。
ツイッター。
つながった。
タイムラインが流れてる。
地震があったことを
みんながつぶやいている。
よかった、ヒトとつながってる。
なんかそれだけでも随分ホッと、していたところに、
きた!
また地震!
ベッドに駆け寄って、
寝てるミズキを毛布にくるんだまま抱き上げ、
トイレに駆け込んだ。
ドアが閉まらなくならないように
ちょっと開けて、
でも、廊下に置いてある
ベビーカーが揺れているのを見るのも怖くて、
膝に抱いたミズキに意識を集中させた。
「だいじょうぶだいじょうぶ、トイレであそぼあそぼ♪」
突然起こされてきょとんとしてたミズキが、
ぐずりそうになったので、
ミズキが大好きなアプリ「うたえほん」を開きながら言った。
「だーるまさんだーるまさんにらめっこしましょ♪あっぷっぷ♪」
アプリに合わせて
声をだして私も歌った。
歌うことで私が救われた。
だって本当は心が、ブルブル震えてた。
どうしようどうしよう、この子を守れなかったらどうしよう。
あっぷっぷ、のところで、ミズキがキャッと笑った。
2回リピートした。
2回ミズキが笑った。
2度目の揺れが、止まった。
リビングに戻って、
荷物をまとめてコート着て
靴下はかせてコートきさせて
スリングで抱っこしてマンションを出た。
階段を降り切ると、外にはたくさんのヒトがいた。
みんな、みんな、不安そうな顔をしてきょろきょろしてた。
みんな、みんな、たった今起きたコトに、驚きながら、
また揺れるんじゃないかって、おびえていた。
一体なにが、起こってしまったんだろう。。。
*
*
*
*
あれから、約2週間。
あの時の地震は、
東北関東大震災と名付けられ、
その被害の大きさは、戦後最大といわれている。
地震。津波。そして、今もまだ続いている、原発事故。
どうしてこんなことになってしまったんだろうって、
今もまだ、悪夢の途中にいるような、信じられないような現実の中にいる。
地震の翌日から、
私は何度もここにきて、
ブログを書いては消し、
書いては付け足し、を繰り返している。
いつまでたっても
書き終えられないのはきっと、
怖かった、悲しかった、悔しかったと、
過去形で書きたいと、強く願っているのに
1日1日と時間が過ぎてゆく中で、
より怖く、より悲しく、より悔しくなっていくからだ。
こんな時だからこそ希望を、
ポジティブなメッセージをと
思っても思ってもどうしても、
文章から深い悲しみがだだ漏れする。
今までも、世界で、国内で、突然起きた
災害のニュースをTVで目にするたびに、胸がひどく痛んだ。
他人事じゃないんだって、真剣に、思っていたつもりだった。
でも。
それがどの瞬間に起こったことなのか、
リアルに分かる、今回の震災で、
被害に合われてしまった方々に対する
この胸の痛みようは、言葉にもできない。
想いを言葉で表現すること、
それが
私の仕事だったはずなのに
ごめんなさい。
この悲しみを表す言葉は、
見つけることができない。
だって、
あの時、あの瞬間、
怖い、お願い、止まってって、
祈るように思っていた私たちは皆、
ひとつの願いを共有する仲間だった。
いろんな人がいて
いろんな人生があって
それぞれの日常があって
それとそれが交わる機会を、縁を、
もしかしたらずっと持たなかったかもしれない
たくさんの人たちが、あの日、
おんなじことを、
おんなじ時に思っていたはずだ。
それなのに、
ひとつの願いを共有した次の瞬間に、
仲間を、あまりにも多くの仲間を、私たちはあの日、失った。
私がこれを書いている今も、
雪が降っているという被災地では、
家を、家族を、失ってしまった方々が、暗くて寒い夜を過ごしている。
今もまだ私たちをとても不安にさせる、原発の被害に怯えながら、、、。
被害の規模も、
それによる精神的なダメージも、
東北とここ東京とでは比にならない。
でも、その”小”の中にいても感じる、
今、私の胸の中にあるこの不安は、
”大”の中で戦っている方々の心情をよりリアルに想像させる。
だから、張り裂けそうになる、胸が。
今回の震災で亡くなられた方のご冥福を、
心から、心から、お祈り申し上げます。
今も被災地で、避難所で、不安な夜を過ごされている方が一日も早く、
あたたかい部屋で、安心して眠ることができるようになることを、強く、強く、願っています。
*
(節電中の、渋谷、
スクランブル交差点)
海外の友達からも
うらやましがられるほどに
”ピースでセーフな国、NIPPON”。
スタイリッシュでリッチな、
”眠らない大都市、TOKYO”。
原発について、
詳しく知りもせず、
安全なニッポンと
東京のネオンは、
私のジマンだった。
自分の無知と
自分の無力さに
頭をかかえてしまう。
ごめんなさいって、
頭を下げたくなる想い。
原発にかわる
発電方法は
なにかないものか。
電力が少なくなれば
日本経済はそんなにも
低迷してしまうものなのか。
ねぇ、ダレか、
ダレか教えて。
あぁ、
知識が欠落した
自分のバカさに
頭をかきむしりたくなる。
原発は今、どうなっているの?
初めて聞いた
専門用語が飛び交う
説明は難しく、
よく分からないからより怖くなり、
入り乱れる情報に、心を乱される。
こういう時こそ、
信じることが、
何よりも大切なのに、
なにを、ダレを、
信じればいいんだろうって
分からなくなる、この不安。
でも毎回、
最後に思うことはひとつ。
落ちるとこまで落ちてから
とにかく、
顔を、上げなきゃって思う。
とにかく、
自分の小ささを受け入れて、
微力でごめんって思いながらも
自分ができることを今しなきゃって。
義援金を振り込むこと。
救援物資を送ること。
子育てをすること。
仕事をすること。
その四つを
これからも
続けるために、
元気をだすこと。
どうかどうかこの子を守れますようにって、
あの地震の時に、心の底から祈って以来、毎日、
繰り返すように心の中で強く、強く願っている。
今の私の不安の、大部分、ううん、
もしかしたら全ては、ここからきてる。
子供たちは、未来。
子供たちが日々育ってゆく
これからの日本が、日本の未来が、
どうか、どうか、明るいものでありますように。
*
同じような痛みを、
そして、
同じような夢を、
今、この瞬間、
胸に抱えているヒトは、
日本に、世界に、どれだけいるだろう。
数えきれないほどたくさんのヒト達が、
また、ひとつの、想いで、つながっている。
その事実を、
この奇跡が、持つ力を、
私は今、何より強く、信じることにする。
なんか、さ、
こんなにも心細く、
こんなにも人間の無力さを
思い知った数週間はなかったのに、
同時に、
こんなにも
人間の強さと優しさ、勇気と愛情を
心強く、感じたのも、初めてだったよ。
がんばろう。
がんばろうね。
正直に言う。
私、今も不安だよ。
でも、
だからこそ
また、
新しい月曜日が
きてくれたことに
感謝して、
元気出して、
前を向こうと思う。
ねぇ、
みんな気づいてた?
私たちがソワソワしているあいだに
もう、すぐ、そこまで、やってきていたよ。
もう、
あと数日で、
四月になる。
本当に、ありがたいね。
あたらしい、春を迎えられること。
歩き始めよ。
前よりも、
ずっと重たく感じる
命の尊さを、しっかりと、地に、押し付けて。
歩こう。
生きよう。
がんばろうね!!!!!!!!!!
いつものミズキの
2度目のお昼寝タイム。
いつも私は、すーすーすーすー
かわいい寝息がきこえてくるまで、
彼の隣で、一緒になって寝っころがる。
その日は、
4月の新生活に向けて、
書斎を大掃除中だったので
私は、ミズキの眠るオトナベッドの上で
インテリアの本をパラパラめくっていた。
いつもの、穏やかな、ふたりの午後。
あ、地震だー。
小さな
地震には
慣れっこだ。
揺れたって別に、
動揺なんてしたりしない。
でも、
すぐに、
あれ?って思った。
いつもだったらすぐ揺れがおさまるのに、長いな、、、。
そう思った次の瞬間にはもう、
今まで感じたことのないような大きな横揺れを感じていた。
いつもと違う!!!!!!!
ガバッと、隣で眠るミズキに覆いかぶさっていた。
起こさないように気をつけながら、
ちょっとカラダを彼から浮かして、顔はあげたまま。
ベッドの前の白い壁をみた。
スタンド型の照明が
グラグラと横に揺れていた。
怖い。
すごく
怖くなった。
お願い止まって、
早く、早く止まって。
お願い神様お願いお願い、、
心の中で強く、強く念じた。
でも
揺れは、
止まらない。
それどころか
どんどん大きくなって、
照明が壁に刷れて、
ガタガタと音をたてていた。
キッチンから、
モノがバサバサ落ちてゆく音がして、
視線を向けると、
キャスターのついた棚が前後に動いていた。
これ、ヤバいかも。
そう思ったら、血の気が引いた。
白い天井を見上げた。
カラダの下にいるミズキを思った。
崩れてなんて、絶対にこないで!!
早く、もう、早く、もう止まって!!!!
次の瞬間には揺れが小さくなっていることを、
泣きそうな気持ちで、必死になって、願い続けた。
お願いお願いお願い
神様どうか、
お願いしますお願いしますお願いします
念じるように祈った。
祈ることしかできなかった。
焦れば焦るほど、祈りが敬語になっていった。
頭の中の声が、どんどん大きくなっていった。
あ、おさまる?おさまった?
止まった!!!!!!!!!
ゆっくりと
体を起こすと、
私の下でミズキはまだ眠っていた。
そばを離れるのも怖かったけれど、
そっとベッドから降りて、テレビをつけた。
震源地、宮城県沖。
ウソでしょ、だって、
東京でも、こんなに揺れた。
生放送中で速報を伝える
スタジオの様子からも
混乱がみて取れた。
大変なことが、起こってしまったんだと思った。
ショックで、
よく分からなかった。
とにかく、怖かった。
またすぐに大きな揺れがくるかもって思った。
今、何をどうしたら安全なのかが分からなくて、
部屋の中を、文字通り、右往左往してしまった。
「大丈夫か?」
夫からメールがきた。
電話しようと発信ボタンを押したけど
かからない。すぐに「無事」とメールを返信したけど、
その後すぐにメールの受信も、送信もできなくなった。
ツイッター。
つながった。
タイムラインが流れてる。
地震があったことを
みんながつぶやいている。
よかった、ヒトとつながってる。
なんかそれだけでも随分ホッと、していたところに、
きた!
また地震!
ベッドに駆け寄って、
寝てるミズキを毛布にくるんだまま抱き上げ、
トイレに駆け込んだ。
ドアが閉まらなくならないように
ちょっと開けて、
でも、廊下に置いてある
ベビーカーが揺れているのを見るのも怖くて、
膝に抱いたミズキに意識を集中させた。
「だいじょうぶだいじょうぶ、トイレであそぼあそぼ♪」
突然起こされてきょとんとしてたミズキが、
ぐずりそうになったので、
ミズキが大好きなアプリ「うたえほん」を開きながら言った。
「だーるまさんだーるまさんにらめっこしましょ♪あっぷっぷ♪」
アプリに合わせて
声をだして私も歌った。
歌うことで私が救われた。
だって本当は心が、ブルブル震えてた。
どうしようどうしよう、この子を守れなかったらどうしよう。
あっぷっぷ、のところで、ミズキがキャッと笑った。
2回リピートした。
2回ミズキが笑った。
2度目の揺れが、止まった。
リビングに戻って、
荷物をまとめてコート着て
靴下はかせてコートきさせて
スリングで抱っこしてマンションを出た。
階段を降り切ると、外にはたくさんのヒトがいた。
みんな、みんな、不安そうな顔をしてきょろきょろしてた。
みんな、みんな、たった今起きたコトに、驚きながら、
また揺れるんじゃないかって、おびえていた。
一体なにが、起こってしまったんだろう。。。
*
*
*
*
あれから、約2週間。
あの時の地震は、
東北関東大震災と名付けられ、
その被害の大きさは、戦後最大といわれている。
地震。津波。そして、今もまだ続いている、原発事故。
どうしてこんなことになってしまったんだろうって、
今もまだ、悪夢の途中にいるような、信じられないような現実の中にいる。
地震の翌日から、
私は何度もここにきて、
ブログを書いては消し、
書いては付け足し、を繰り返している。
いつまでたっても
書き終えられないのはきっと、
怖かった、悲しかった、悔しかったと、
過去形で書きたいと、強く願っているのに
1日1日と時間が過ぎてゆく中で、
より怖く、より悲しく、より悔しくなっていくからだ。
こんな時だからこそ希望を、
ポジティブなメッセージをと
思っても思ってもどうしても、
文章から深い悲しみがだだ漏れする。
今までも、世界で、国内で、突然起きた
災害のニュースをTVで目にするたびに、胸がひどく痛んだ。
他人事じゃないんだって、真剣に、思っていたつもりだった。
でも。
それがどの瞬間に起こったことなのか、
リアルに分かる、今回の震災で、
被害に合われてしまった方々に対する
この胸の痛みようは、言葉にもできない。
想いを言葉で表現すること、
それが
私の仕事だったはずなのに
ごめんなさい。
この悲しみを表す言葉は、
見つけることができない。
だって、
あの時、あの瞬間、
怖い、お願い、止まってって、
祈るように思っていた私たちは皆、
ひとつの願いを共有する仲間だった。
いろんな人がいて
いろんな人生があって
それぞれの日常があって
それとそれが交わる機会を、縁を、
もしかしたらずっと持たなかったかもしれない
たくさんの人たちが、あの日、
おんなじことを、
おんなじ時に思っていたはずだ。
それなのに、
ひとつの願いを共有した次の瞬間に、
仲間を、あまりにも多くの仲間を、私たちはあの日、失った。
私がこれを書いている今も、
雪が降っているという被災地では、
家を、家族を、失ってしまった方々が、暗くて寒い夜を過ごしている。
今もまだ私たちをとても不安にさせる、原発の被害に怯えながら、、、。
被害の規模も、
それによる精神的なダメージも、
東北とここ東京とでは比にならない。
でも、その”小”の中にいても感じる、
今、私の胸の中にあるこの不安は、
”大”の中で戦っている方々の心情をよりリアルに想像させる。
だから、張り裂けそうになる、胸が。
今回の震災で亡くなられた方のご冥福を、
心から、心から、お祈り申し上げます。
今も被災地で、避難所で、不安な夜を過ごされている方が一日も早く、
あたたかい部屋で、安心して眠ることができるようになることを、強く、強く、願っています。
*
(節電中の、渋谷、
スクランブル交差点)
海外の友達からも
うらやましがられるほどに
”ピースでセーフな国、NIPPON”。
スタイリッシュでリッチな、
”眠らない大都市、TOKYO”。
原発について、
詳しく知りもせず、
安全なニッポンと
東京のネオンは、
私のジマンだった。
自分の無知と
自分の無力さに
頭をかかえてしまう。
ごめんなさいって、
頭を下げたくなる想い。
原発にかわる
発電方法は
なにかないものか。
電力が少なくなれば
日本経済はそんなにも
低迷してしまうものなのか。
ねぇ、ダレか、
ダレか教えて。
あぁ、
知識が欠落した
自分のバカさに
頭をかきむしりたくなる。
原発は今、どうなっているの?
初めて聞いた
専門用語が飛び交う
説明は難しく、
よく分からないからより怖くなり、
入り乱れる情報に、心を乱される。
こういう時こそ、
信じることが、
何よりも大切なのに、
なにを、ダレを、
信じればいいんだろうって
分からなくなる、この不安。
でも毎回、
最後に思うことはひとつ。
落ちるとこまで落ちてから
とにかく、
顔を、上げなきゃって思う。
とにかく、
自分の小ささを受け入れて、
微力でごめんって思いながらも
自分ができることを今しなきゃって。
義援金を振り込むこと。
救援物資を送ること。
子育てをすること。
仕事をすること。
その四つを
これからも
続けるために、
元気をだすこと。
どうかどうかこの子を守れますようにって、
あの地震の時に、心の底から祈って以来、毎日、
繰り返すように心の中で強く、強く願っている。
今の私の不安の、大部分、ううん、
もしかしたら全ては、ここからきてる。
子供たちは、未来。
子供たちが日々育ってゆく
これからの日本が、日本の未来が、
どうか、どうか、明るいものでありますように。
*
同じような痛みを、
そして、
同じような夢を、
今、この瞬間、
胸に抱えているヒトは、
日本に、世界に、どれだけいるだろう。
数えきれないほどたくさんのヒト達が、
また、ひとつの、想いで、つながっている。
その事実を、
この奇跡が、持つ力を、
私は今、何より強く、信じることにする。
なんか、さ、
こんなにも心細く、
こんなにも人間の無力さを
思い知った数週間はなかったのに、
同時に、
こんなにも
人間の強さと優しさ、勇気と愛情を
心強く、感じたのも、初めてだったよ。
がんばろう。
がんばろうね。
正直に言う。
私、今も不安だよ。
でも、
だからこそ
また、
新しい月曜日が
きてくれたことに
感謝して、
元気出して、
前を向こうと思う。
ねぇ、
みんな気づいてた?
私たちがソワソワしているあいだに
もう、すぐ、そこまで、やってきていたよ。
もう、
あと数日で、
四月になる。
本当に、ありがたいね。
あたらしい、春を迎えられること。
歩き始めよ。
前よりも、
ずっと重たく感じる
命の尊さを、しっかりと、地に、押し付けて。
歩こう。
生きよう。
がんばろうね!!!!!!!!!!